想い出波止場
Improvised Music from Japan / Seiichi Yamamoto / Information in Japanese
想い出波止場
主な活動歴
1987〜1989年
- 結成は1987年。京都どん底ハウスで行われたBoredoms企画のイヴェントで、山本のソロユニット(落合:ドラムス、原田:ベース、大槻:キーボード)としてライヴを行い、以後、継続的ユニットとなる。
- その後、想い出波止場(「想ひ出波止場」と表記していた時期もある)は、羅針盤の原型となる、歌をメインにした「オモテ」と、現在の想い出波止場の原型である「ウラ」が併存。
「オモテ」のメンバーは、カーバリック・アシッド・ウォーターなどの真子隆(ドラムス)、大谷義和 (ベース)、大槻 (キーボード)、「ウラ」は、当時ハレルヤズなどで活動していた、柴山伸二 (ドラムス)、津山篤 (ベース)、岸本基 (ヴァイオリン) など。
- 1988年8月、花園町Egg Plantでのライヴを収録した「West Psychedelia 2 Walk on Wild West (アルケミーレコード)」には、山本、津山、真子による演奏が収録されている。
1990年
- Public Bathより、7インチシングル「Surfin' in UFO」をリリース。津山篤、長谷川忠 (ドラムス)が、ほぼレギュラーメンバーとなる。
- アルケミーレコードからファーストアルバム「大音楽」をリリース。また、アルケミーのオムニバス・アルバムにも参加。
ノイズユニットDislocationなどの岡崎豊廣が編集していたミニコミ誌「COS #4」に付属したカセットには1990年6月21日の新宿ロフトでのライヴが収録されている。
1991年
- アルケミーレコードよりセカンドアルバム「水中JOE」をリリース。
- 3月、吉祥寺バウスシアターでジョン・ゾーン企画の「Over Drive Tears of Bloody Butterfly」に出演。
- 10月、渋谷ラ・ママ「Alchemy 2 days」。ほかにサバート・ブレイズ、Angelyn' Heavey Syrupが出演。
- 11月、高円寺20000Vで、Ruinsとの合体ユニット「Ruins-波止場」のライヴを行う。
1992年
- アルケミーレコードよりサードアルバム「ブラック・ハワイ」リリース。
- 3月、新宿ロフトでライヴ。ほかにサーファーズ・オヴ・ロマンチカ、マリア観音。
- 5月、新宿アンティノックでライヴ。ほかにZenigeva、マリア観音。
- 9月、渋谷ラ・ママ「Alchemism '92 アルケミー8周年記念 Tourture Chorus、想い出波止場CD発売記念」ライヴ。ゲストにケン・スギサキが参加。ほかにTorture Chorus (U.S.A.) with トランス & アレゴリー・チャペル。
- 12月、下北沢シェルターで「新世界紀行 vol.3」に出演。ほかに、ゆらゆら帝国、ツェツェグ。
1993年
- 3月、下北沢シェルターでライヴ。ゲストに吉田達也が参加。ほかに発狂一直線。
- 10月、川崎クラブチッタにて行われたイベント「梅津和時・七転八倒!」二日目。石川忠ユニット、アルタード・ステイツ、Ruins、不失者ほかが出演。
- 11月、十三ファンダンゴ「Alchemism '93」出演。ほかに非常階段、Bustmonsters、Poo Poo Bomb (U.S.A.)。
1994年
- Public Bathより4枚目のアルバム「Mantako」、Japan Overseasより1987〜93年までのライヴ音源を編集した「Livers and Giggers」をリリース。
- 2月、心斎橋ミューズホール「Ah-Woot Rapp 包囲網その7」出演。ほかにUfo or Die、Ruins、高円寺百景。
- 5月、Nimrodとカナダ〜アメリカをツアー。
心斎橋ミューズホールで「Mantako」発売記念ライヴ。出演は、Off Mask 00、グラインド・オーケストラ、G-Scorpions、安田謙一(DJ)ほか。
- 6月、渋谷ラ・ママでライヴ。
- 11月、下北沢シェルターで「異形の王国 vol.33」出演。ほかにMelt Banana、Speamen、大陸男対山脈女、We are The World。
- 12月、渋谷ラ・ママでRuins-波止場ライヴ。このときの模様は「ルインズ波止場ショウ」として、Magaibutsu Limited よりヴィデオがリリースされる。
1995年
- 2月、渋谷(2日)、および心斎橋クラブ・クアトロ(4日)で「ポール・マッカートニー杯争奪。レッカー移動の夜」。心斎橋クアトロではキーボード、ATR(パーカッション)、Red Snake C'mons Saxophone Quartetなどが加わったビッグ・バンド編成で、デヴィッド・ホプキンス、ケン・スギサキらがゲスト参加。アンコールではRuins-波止場も披露。
- 3月
3度目のアメリカ・ツアー。ドラムスはこの頃より大串崇となる。ニューヨークでは白石民夫(サックス)と共演。Jad Fair And The Shapir-O'ramaの「We Are The Rage」の録音に参加。
- 6月、メルダックよりメジャー初アルバム「金星」をリリース。海外でも、Earthnoise、Birdmanから、収録曲を数曲ずつ入れ替えてアナログ、CDでリリースする。
- 10月、「金星」発売記念ライヴを渋谷 (19日) および心斎橋のクラブ・クアトロ (22日) で行う。渋谷は、勝井祐二 (バイオリン)、磯田収 (ギター)、長嶌 (キーボード)、ヨシミ (トランペット)、Red Snake C'mons Saxophone Quartet、原浩一(SE) が参加。
心斎橋は、勝井祐二 (バイオリン)、渡辺亮 (ギター)、高坂元 (キーボード)、ヨシミ (トランペット)、ATR (パーカッション)、Red Snake C'mons Saxophone Quartetが参加。
- 12月、大阪十三ファンダンゴにて、モレキュールズ(U.S.A.)のフロントアクト。
1996年
- 7月、下北沢シェルターで、想い出波止場企画「Parano Ear (from 異形の王国)- Sex Pistols 再結成記念 !?」ライヴ。ほかにキリヒト、Squashed Cubsほか。
- 11月、Festivel Beyond Innocence '96に、想い出波止場Specialとして、パーカッションにATRを加えたメンバーで出演。
- 12月、心斎橋クアトロでライヴ。ほかにDrillman。
1997年
- 2月、6枚目のアルバム「Vuoy」から「Sugar Clip」をマキシシングルとして先行リリース。中原昌也によるプロモーション・ヴィデオも制作される。
- 3月、心斎橋(14日)、および渋谷(17日)クラブ・クアトロでライヴ。
- 4月、トラットリアより「Vuoy」リリース。
難波ベアーズ10周年イベントでライヴ。ほかにOOIOO、DMBQ。
- 6月、「Parano Ear (from 異形の王国)#39 - Acoustic Invention」と銘打って、津山篤(ギター)とともに、アコースティック・ヴァージョンのライヴ。ほかにシュガーフィールズ、パラダイス・ガラージが出演。
1998年
- 3月、渋谷オンエアー・ウェスト。VJも加わり、従来のギターバンド的なアプローチと大幅にスタイルを変えた50分ノンストップのライヴを行う。
ほかにDJ Tranquilizer、Dub Squad。
- 3月、心斎橋ミューズホールで、21日とほぼ同じ構成 (VJなし)のライヴ。ほかにグラインド・オーケストラ、Mameek、Golden Syrup Lovers。
- 10月、新宿リキッドルームで、ソニック・ユース (U.S.A.) のフロントアクト。
3月とほぼ同じスタイルで、メンバーはナスノミツル (ベース)、津山篤 (ギター)、大串崇 (ドラムス)。
1999年
- 3月、大阪十三ファンダンゴ「Bears are not Real」発売記念ライヴに出演。
- 11月、大阪十三ファンダンゴ「Egg Plant 同窓会」に山本精一 + 想い出波止場 '89で出演。メンバーはNana (ベース)、楯川陽一郎 (ドラムス)、吉田正幸(キーボード)。
2000年
- 6月、心斎橋(7日)、渋谷(8日)クラブ・クアトロで、スリーデイ・スタブル (U.S.A. ) のフロントアクトに想い出波止場2000として出演。メンバーは、津山篤 (ベース)、ATR (ドラムス)、Nana (ギター)、吉田正幸 (キーボード)。ほかに心斎橋クラブ・クアトロはグラインド・オーケストラ、渋谷はOOIOOが出演。渋谷でのライヴは、ほぼ全編スカイパーフェクトTVで放映される。
2001年
- 11月、渋谷クラブ・クアトロ(12日)、心斎橋クラブ・クアトロ(14日)、京都メトロ(15日)で「スリーデイ・スタブル v.s. 想い出波止場 + グラインド・オーケストラ」。
2003年
- 12月、難波ベアーズ「切石智子追悼イヴェント」。メンバーは津山篤 (ベース)、大串崇 (ドラムス)に加え、デヴィッド・ホプキンス(ヴォーカル)、ケン・スギサキ(ヴォーカル)がゲスト参加。ほかに石隈学ユニット、ヰタセクスアリス。
Last updated: January 4, 2004