PARAは、新バンドではありません。6年間のコンデンスがあります。
2001年に山本精一とドラムス・パーカッションのCHINAの二人で結成されました。当初から基本コンセプトは現在と変わらず、構築性をベースにした、室内楽的グルーヴ（！）の追求でした。

二人での活動は無く、即、キーボード、シンセサイザーのIEGUCHI、Space GuitarのYoshitake EXPE（nutron）が加入。2001年時のバンド名は "Partie"。

2002年にキーボード、シンセサイザー、ベースの西滝太（りょうた）（SUSPIRIA、PORT）が加入。今アルバム（『X-GAME』）収録曲の1. CUBE、4. ARABESQUEは、この頃すでに完成されていた。山本はギターではなくベース・ギターで参加しており、ダブル・キーボードによる「フレーズの組み上げ」をメインに据えていた。

2003年に、千住宗臣が加入。当初は、パーカッション的なプレイだったが、次第にCHINAとのツイン・ドラムスに移行していく。二台のドラムスのリズムの「織り成し」が行われていた。

2005年、山本がギターへ移動。それにともない、西がシンセ・ベースを併せて演奏するようになる。11月にオリジナル・メンバーで、当初のリズムを作っていたCHINAが死亡。これにより、ドラムスは千住のみになる。

2006年、「X-GAME」リリース。5年を経て、ようやくひとつの曲が完成したような、そんなアルバムになりました。

メンバーの誰もが平等で、ひとつひとつの音が等価な、5人とCHINA（SOUL）がひとつの生命体に成るような、そんなユニットであり続けたいです。

（2006年9月　山本精一）

主な活動歴

2002年

• 7月23日 大阪、難波「Mother Hall」
  『MO☆THE☆TUE』にPartieで出演。メンバーは山本精一、CHINA、IEGUCHI、Yoshitake Expe、KEI。

2003年

• 9月14日 大阪、長堀「firefly」
  『SPREAD 〜関西音楽シーン狙い撃ち！〜』。Partieで出演。ほかにGOMA da DIDGERIDOO、She's Pippi、bonobos、BAGDAD CAFE THE trench town、など。

2004年

• 5月8日 大阪、難波「Mother Hall」
  『AH-WOOT RAPP 包囲網 その壱 』にPARAとして出演。ほかにsoft、赤犬、nutronが出演。

• 9月20日 京都「京都大学西部講堂」
  『P-hour 03』。

• 11月17日 大阪、十三「ファンダンゴ」
  『AH-WOOT RAPP その参〜僕の秘密兵器編〜』。

2005年

• 9月16日 京都「カフェ・アンデパンダン」
  

• 12月10日 大阪、動物園前「ブリッジ」
  『Festival Beyond Innocence』

2006年

• 1月20日 大阪、長堀「鰻谷燦粋」
  『SYSTRUM #1』。PARAのほか、BISCO、TERRASが出演。
  

  「SYSTRUM（シストラム）」とは、古代エジプトの楽器で物質の動勢を促し、固定を否定する。森羅の生成変化の母にして豊穣を司る破壊の父である。 （Systrum #1ちらしより）
  

  
  

• 4月9日 京都「京都大学西部講堂」
  『チャイナ追悼イヴェントーFROG MEETING-』
  

• 8月5日 大阪、本町「Jaz' room "Nuthings"」
  『Systrum #2』。ほかに、Killer Mantis（高田宗紀：ターンテーブル、藤掛正隆：ドラムス）、灰皿が出演。

• 9月8日 広島、宮島
  『満月祭』参加。
  

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