Improvised Music from Japan / Skist

Skist(スキスト)について

1999年結成。それまで様々な形でニューヨークと東京のエクスペリメンタル・シーンで活動してきた、いとうはるな(ボーカル、プログラミング、フィードバック・ノイズ、フィールド・レコーディング)とサム・ベネット(プログラミング、ドラム、パーカッション、Wavedrum、シンセサイザー)のふたりによる実験・歌ものユニット。もっと今日に有効な、面白いポップソングのあり方を求め、プログラミングや電子音を基盤としながら、声やライブ・パーカッションで有機的なサウンドと、より多様な歌と音とリズムの言語を創り出している。IDMやトリップホップ、そしてグリッチ系、音響系の特徴をシェアしつつ、元々ファンク・ドラマーであり、アフリカン・ドラムを修行したベネットの洗練されたポリリズムと、いとうの言葉世界とまっすぐな歌声はSKISTサウンドを他にはない独自のものにしている。

2000年にはミニ・アルバム『Ready Question』と『Jook Parachute』 を2枚発表、その後 Mille Plateaux、FatCat、Luaka Bop など欧米の先鋭的レーベルのコンピレーションにトラックを提供した後、2002年にファースト『ELLIPSIS(イリプシス)』を自身のPolarity Recordsレーベルよりリリース。そして4年のブランクを空けて2006年にニューアルバム『TAKING SOMETHING SOMEWHERE』を発表。前作に比べてリズム・プログラミングのほかに生のドラムとパーカッションが増え、よりリアルなサウンドに仕上がっている。

ふたりはPolarity Recordsのほかに、バイリンガルのフライヤー、CDジャケットなどを中心とした写真 & デザイン制作チームPolarity Design主宰。現在、ふたりは来年リリース予定のそれぞれのソロ・アルバムを制作中。


Skist - Taking Something Somewhere
(Polarity, PN523) (Japan) (CD)

  1. Hidden Routines (5:26)
  2. If There Is Any News (3:26)
  3. Must Have Been Me (6:56)
  4. Leave It Blank (4:21)
  5. Restoration of Water (4:21)
  6. Train (4:17)
  7. Through (4:50)
  8. Anchor (5:18)

Skist:
Haruna Ito: vocal, feedback, field recordings, programming
Samm Bennett: percussion, Wavedrum, Juno 60, programming

Recorded and mastered at Polarity, Tokyo
Photography and design by Polarity Design
All words and music copyright 2006 Samm Bennett and Haruna Ito
Published by Directional Music (BMI)

Released September 2006


Last updated: December 7, 2006