Improvised Music from Japan / Otomo Yoshihide / New Jazz Orchestra / Information in Japanese

大友良英
ニュー・ジャズ・オーケストラ / アンサンブル / クインテット
(ONJO / ONJE / ONJQ)

メンバー
アルフレート・ハルト:テナー・サックス、バス・クラリネット
津上研太:アルト・サックス、ソプラノ・サックス
水谷浩章:ウッド・ベース
芳垣安洋:ドラムス、トランペット
高良久美子:ヴィブラフォン
Sachiko M:サインウェイヴ
カヒミ・カリィ:ヴォーカル
大友良英:指揮、ギター、エレクトロニクス

1999年、大友良英が自身のルーツのひとつでもあるジャズに正面から取り組むべく、『山下毅雄を斬る』の録音をきっかけに日本のジャズ界を代表する菊地成孔、津上研太、水谷浩章、芳垣安洋とともに結成。FilamentやAnodeなどのプロジェクトとともに、大友には欠かすことのできぬもうひとつの重要な側面を担った彼のメイン・プロジェクト。ここでの大友はそれまでの彼のイメージを大きく覆し、主にギターのみを演奏。映画『シャボン玉エレジー』サントラ盤への収録を経て、2001年アメリカのTzadikよりファースト・アルバム『Flutter』を発表。その後幾度かの国内ツアー、欧米ツアー、中国ツアーをおこなうとともに、現在まで5枚のフル・アルバムを発表。音響ジャズともいえる独自のスタイルを、2002年の『LIVE』と2003年DJのOEとの共演盤『ONJQ + OE』で確立。2004年2月の菊地成孔脱退を機に、高良久美子、Sachiko M、韓国在住のマルチリード奏者アルフレート・ハルトを、さらに2005年にはカヒミ・カリィを正式メンバーに、石川高、青木タイセイ、大蔵雅彦、宇波拓、マツ・グスタフソン、アクセル・ドゥナー、コル・フラーを状況に応じてゲスト・メンバーに、浜田真理子、Phew、戸川純などをゲスト・ヴォーカリストに迎え、セプテットからオーケストラの間を行き来しつつ、音響以降の即興アンサンブルの現在を模索している。2005年後半からは、ニュー・ジャズ・オーケストラ (ONJO) の名のもと、10人前後のメンバーによる演奏活動を精力的におこなっている。2005年にはカヒミ・カリィ、浜田真理子のヴォーカルをフィーチュアした『ONJO』と、エリック・ドルフィーの名盤『Out to Lunch』を全曲カヴァーした『Out to Lunch』の2枚のアルバムをONJO名義でリリースした。


Last updated: February 15, 2006