ベース・プレーヤー
1963年生。盛岡市出身。京都での活動を経て、現在は東京在住。おもな参加バンドは、内橋和久、芳垣安洋との「アルタード・ステイツ」、吉田達也、鬼怒無月との「是巨人」、灰野敬二、吉田達也との「サンヘドリン」、鬼才、今堀恒雄、佐野康夫との「ウンベルティポ」、吉田達也率いるインプロ・ドリーム・アンド「ザ・ワールド・ヘリテッジ」など。
そのプレイ・スタイルの最も特徴的な瞬間は、即興演奏における柔軟でプログレッシヴで、エフェクティヴなアプローチにある。それは攻撃的かつ繊細であり、紡ぎ出されるフレーズはスペースを自由に飛翔し、常に共演者と適切な距離を保ちながらも、時に複雑に絡み合い、限りなくその音楽を上昇させるエネルギーを発生させる。フェンダー・ベースの音圧と音価を駆使することによって、サウンドを瞬間的に、かつトータルに別次元へと展開させるパワーとテクニックは、ベーシストとして出色であり、その可能性は今も加速度的に進化中である。
2009年、新プロジェクト teneleven(テネレヴン)をスタートさせる。