ジャズ・ジャーナリスト
北海道帯広市生まれ。1988年より『ジャズ批評』、『Cadence』 (USA) を始めとする雑誌、ニューズレター、CDのライナー・ノート、ジャズ祭のプログラムなどに執筆。最近はウエッブ・マガジン『jazztokyo』にも数多く寄稿している。現代の音楽シーンの流れを見つめ、それをリアルタイムで体験すべくライヴに足を運ぶばかりではなく、メールス・ジャズ祭、ベルリン・ジャズ祭などの海外のジャズ祭を約20年に渡って取材、海外の音楽シーンを紹介している。1989年からは主にジャズ祭などでミュージシャン、ステージ写真を撮影。雑誌、書籍、CDジャケットなどに掲載・使用されたものも多い。多く手がけてきたインタビューには定評がある。変化する時代の中でミュージシャンは何を考え、どのような創造活動をおこない、どう音楽シーンの変化に関わってきたのか、その証言を得るべくインタビューした相手は、ミシャ・メンゲルベルグ、ジョルジォ・ガスリーニ、アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ、エヴァン・パーカー、ハン・ベニンク、バリー・ガイなどのヨーロッパの主要ミュージシャンはほとんど、その他にも佐藤允彦、サインホ・ナムチラクなどベテランから新進気鋭のミュージシャンまで幅広い。また、1996年ベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラの来日に際しては、実行委員会のメンバーとして尽力し、ライヴCD『Live in Japan '96 / Berlin Contemporary Jazz Orchestra』(DIW-922) の制作に関わる。他にもドイツ年協賛企画『伯林大都会−交響楽 都市は漂う〜東京−ベルリン2005』などをコーディネイト。2002年〜2004年フェリス女学院大学非常勤講師(音楽情報論)を務めた他、公開講座などにも招かれている。2007年9月コロンビア大学ジャズ研究センター主催で開催された「Columnia/Harlem Festival of Global Jazz」と題したフェスティヴァルの一環として、The Jazz Journalist Assocoationの協力の下でおこなわれた「Jazz in the GlobalImagination」と題した国際ジャズ・ジャーナリスト会議に参加。文部科学省の科学研究費補助金による研究プロジェクト「ロシア・中欧における非公式芸術の総合的研究」(2006年〜2008年)ならびにサントリー文化財団の助成による研究プロジェクト「現代ジャズ文化研究― ヨーロッパ・ジャズを中心とする比較文化論的考察」(2007年〜2008年)の研究メンバー。趣味は料理。The Jazz Journalist Association 会員。