HOAHIO(ホアヒオ)は、女性アーティストとコラボレーションするHacoのプロジェクト。ホアヒオの名は日本語の「おはよう」という発音が、他言語の人々によって「HOAHIO」という文字で綴られたことにヒントを得てつけられた。1997年に、Haco(ヴォーカル、エレクトリック・マンドリン、エレクトロニクス、プロデュース)、八木美知依(箏)、Sachiko M(サンプラー)でデビュー作『Happy Mail』(AMOEBiC)を自主制作。1999年にはCD『大友良英プレイズ・ミュージック・オブ山下毅雄』(P-Vine)に2曲演奏を収録。2000年5月、2作目「Ohayo! Hoahio!」をジョン・ゾーンのレーベルTzadikからリリースし、「緊張感はあるのに解き放たれているし、実験的な音作りもしているのにポップだし、ラヴリーなのに艶やか」(ミュージックマガジン)など、国内外で高い評価を受ける。同年、HACOと八木美知依とのデュオ中心になり、ロンドンのLMC、スコットランドのLe Weekend 、スロベニアのCity of Womenなどのフェスティヴァルに出演し、大好評を博した。2002年のレコーディングより、恵良真理(パーカッション、ヴィブラフォン、マリンバ)が加入し、HACOと八木美知依との新トリオを結成。さらに大胆かつ軽妙な技で、狂おしいほどの精美な世界をのぞかせる。3作目『Peek-Ara-Boo』が2003年12月に米国のTzadikから絶賛発売。