(a) 芳垣安洋 -- イタリア人とJC & R (8:10) (Disc 1, Track 5)
芳垣安洋(エレクトロニクス、トランペット)
録音:芳垣安洋、2001年8月 東京
自分は何をやっているのか。本当は何がしたいのか。今、いったいどこにいるのか。どこに向かっているのか。そんな事は、実はどうでもいい事なのか。解りっこないものなのだろうか。ついつい下を向いてしまいそうな時、僕はラサーン・ローランド・カークを聴く。彼の生きざま、音楽に向けたエネルギーはあまりにすごくて、人はこうあり続けられるものかって、少々あきれたりもするけど、つい笑ってしまう。酒でも飲んでたりするものなら、涙がとまらなくなってしまったりもする。今回も初めは発信だけさせてようと思ったんだけど、つい『Sound ??』っていうヴィデオの中でノイズ・マシンを操るラサーンを思い出して、ちょっとオーガニック・スパイスをふりかけてしまった。今年(2001年)の6月の「アルタード・ステイツ」のヨーロッパ・ツアーの思い出と、ジョン・ケージ、そしてもちろんラサーンに捧げて曲!?を創ってみました。イタリア人以外は全て僕です。
芳垣安洋