(a) 八木美知依 & Paulownia Crush -- 五段砧 (11:23) (Disc 8, Track 1)
作曲:光崎検校
箏本手:高橋弘子、仲野円香
箏替手:八木美知依、竹内泰代
録音:2001年9月9日 愛知県常滑市
Thanks to Office Sound Pot and Yuka Sumino (of Paulownia Crush)
この曲は天保年間(1830〜44)ごろ、光崎検校によって作曲された、箏の為の高低二重奏です。五段の楽章からなり、布を打つ砧(きぬた)の音を題材にしているところから「五段砧」と名付けられました。この時代、器楽曲というと尺八、三味線が加わる三曲という形が主流でしたが、光崎検校は箏曲復興の精神にもとづき、これらを加えない純箏曲を作曲した、と言われています。その曲を、私の独自の解釈で「Paulownia Crush」と共に演奏しました。
八木美知依