(a) スキスト -- Pondlife 4 (2:48) (Disc 2, Track 6)
(b) スキスト -- Pondlife 3 (2:06) (Disc 2, Track 7)
(c) スキスト -- Pondlife 1 (2:45) (Disc 2, Track 8)
いとうはるな（サンプル、エレクトロニクス）
サム・ベネット（サンプル、エレクトロニクス、ピアノ）
録音・ミックス・マスタリング：スキスト、2000〜1年 東京「Polarity」
いとうはるなとサム・ベネットによるエレクトロニカ・ユニット。「skist」の音作りは、既存の音楽の作り方と聴き方への挑発であり、その双方を再定義しようという試みでもある。聴き手の感覚と知覚をパーソナルかつダイレクトに刺激し、その相互作用を通じて新しい関係性を探っていこうというもの。
エレクトロニック・ダンス・ミュージックを基盤としながら、より多様な構造や音とリズムの原語を造ろうという目論見。結論が提示されてきた、これまでのポピュラー・ミュージックの形態に対し、「skist」の音作りは意図的に残された空白がリスナー自身によって埋められるという考えに基づいている。これは「skist」の歌や歌詞へのアプローチの中にも反映され、従来のマンネリ化したソング形態を捨て、個々の要素がよりオープンな構造の中で共存し、それぞれの作品は独自のロジックにそって展開されている。聴き手の中で完結する、聴覚的・音楽的プロセスの探検でありたいと考える。